猛暑日が続く夏。
「もう耐えられない!全身を涼しくサッパリしたい!」
そんな時におすすめなのが「水風呂」です。
暑い時に水風呂に入るのは単純に気持ちの良いものですが、実は水風呂にはただ涼しくなるだけではなく、様々な健康効果があります。
今回は、水風呂の効果について詳しくご紹介します。
水風呂の効果 | 暑さ対策・ダイエット・美容にも
水風呂の効果
水風呂には、涼しくなる以外にも様々な効果があります。
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1.ダイエット効果:
体温より低い温度の水に皮膚が長時間さらされると、体温を維持しようとして脂肪の燃焼が始まります。エネルギーの消費の増加し、ダイエット効果が期待できます。
2.エイジングケア効果:
温度差によって血管が収縮し、新陳代謝が促進されます。また、皮膚や汗腺が刺激されることにより、肌を引き締め若々しく保つ効果があるといわれています。
3.免疫力アップ効果:
副腎を活性化し、副腎皮質ホルモンの分泌を促すことにより、免疫力がアップします。
水風呂はダイエットに効果的
水風呂には、身体の燃料率を上げることで代謝を促進し、痩せやすい体質にする効果もあります。
特に夏の暑い夜などは、ビールを飲んだり、アイスを食べたりと、太りそうな飲食物を口にすることが多いものです。その上、暑いからとあまり運動をせず、代謝が落ちて夏太りをしてしまう人も少なくありません。
そんな時は、水風呂に入ることで代謝アップを目指してみてはいかがでしょうか。代謝が上がれば、内臓機能が高まり、免疫力も上がります。不調に強くなり、夏バテ防止にも有効です。
水は冷たいほど良い?
「水風呂」と聞くと、サウナや温泉施設にある水風呂のように、文字どおりの「冷た~い」水を想像しがちです。しかし、水温が低い水風呂(冷水浴)は確かに身体は冷えますが、血管が急激に収縮するため、心臓に負荷がかかってしまいます。
暑い時であっても、いきなり冷たい水風呂にザブンと入るのは危険なので絶対にやらないで下さい。また、心臓が弱い人や風邪気味の時は無理をしないことが大切です。
水風呂の入り方
では、水風呂の具体的な入り方を見ていきましょう。
上述したように、水温が冷たいほど心臓や身体にかかる負担は大きくなります。いきなり10℃前後の冷たい水風呂に入るのは避け、20~30度程度のぬるめの水風呂から始めるようにしましょう。
水温がぬるくても体温より温度が低いことに違いはありませんので、入る時はいきなりザブンと入らないようにして下さい。
足、脚、腕、肩、背中、お腹という順番に、心臓から遠いところから順番に水をかけてから、ゆっくりと水風呂に浸かっていきます。学校のプ-ルの入り方を思い出しますね。
水風呂に浸かる時間は、5~10分が目安です。気持ち良いからといってあまり長く浸かっていると、体の心まで冷えてしまい、逆効果になってしまいます。
まとめ
今回は、暑さ対策の一つとして「水風呂」の効果をご紹介しました。
近年のようにあまりに気温が高いと、つい一日中エアコンが効いた室内で過ごそうとしてしまいますよね。
しかし、そうすると身体の中にこもった熱が放出されず、ますます体温調節機能が働かなくなり、自律神経失調に陥ってしまうこともあります。
そのような状態にならないためには、エアコンを使わない時間帯を設けることも必要です。暑い時は水風呂で身体にこもった熱を外に出し、汗を洗い流して、サッパリしてみるのはいかがでしょうか。