暑い日が続く夏、毎日大活躍してくれるエアコンですが、だんだん効き方が弱くなっていると感じることはありませんか?
よくある原因の一つに、エアコンのフィルターがホコリで詰まっていることがあげられます。フィルター掃除を行うことで、冷房効率のアップや電気代の節約にもつながりますので、定期的に行うことが大切です。
今回は、エアコンのフィルター掃除の方法・頻度と、電気代の節約効果についてまとめます。
エアコンのフィルター掃除の方法・頻度と電気代の節約効果
エアコンは定期的なフィルター掃除が必要
エアコンは室内の空気を吸い込み、内部の熱交換器で冷やした空気を部屋に送り出しています。その際に、空気中のゴミやホコリを除去するのがフィルターの役割です。
フィルターにホコリなどが蓄積すると、エアコンが室内の空気を吸い込むのに余分なエネルギーを要するようになり、冷房効率を落としてしまいます。そのため、定期的なフィルター掃除が必要となってくるのです。
フィルター掃除による電気代の節約効果
エアコンのフィルター掃除を行うことで、空調の効率がアップし、電気代の節約にもつながります。
節電割合は冷房と暖房によって異なりますが、環境省のデータによると、エアコンのフィルター掃除を2週間に一度行うことで、冷房時で約4%、暖房時には約6%もの電気代が節約できるとされています。
2週間に一度の掃除方法
エアコンの清掃は2週間に一度は行うことが望ましいですが、その頻度で細かな掃除をするのは大変です。
そういった場合には、掃除機でフィルターの表面を吸い取るだけでも簡便的なお手入れができます。エアコンを本体から外し、ホコリが落ちないようにベランダなどに移動させた上で、ホコリを除去ましょう。ホコリはフィルターの外側に付いていますので、必ず外側から吸い取るようにして下さい。
また、エアコン本体からフィルターを外す際に、パネルに付着したホコリが降ってくることがあるため注意が必要です。事前に、パネルやフィルター周りのホコリを吸い取ってからフィルターを外すようにしましょう。
月に一度の掃除方法
掃除機でホコリを吸い取るだけでは、フィルターの目に詰まった細かい汚れは除去しきれません。そのため、月に1度は、フィルターをお風呂場などで水洗いする必要があります。
掃除機で大まかにホコリを落とした後、ぬるま湯でシャワーをかけて洗います。ポイントは、掃除機をかける時とは反対に、フィルターの内側からシャワーをあてて、水圧でホコリを押し出すようにすることです。汚れはフィルターの外側に付着しているため、外側からシャワーをあてると逆に目詰まりをしてしまいます。
水で薄めた中性洗剤と、毛先の柔らかい歯ブラシなどを使うと、より綺麗に汚れを落とすことができます。洗い終わったら、タオルで入念に水気を切った後、陰干しでしっかりと乾かして下さい。濡れたままの状態でつけてしまうと、カビなどの原因になります。
自動お掃除機能付きのエアコンはフィルター掃除は不要?
最近のエアコンには、自動でフィルターの掃除を行う機能のついた機種もあります。しかし、この機能がついているからといって、全く清掃を行わなくていいわけではありません。
機械が自動で行うフィルター掃除には限界があり、細かいホコリが蓄積すると、エアコンの効きが悪くなってしまいます。また、フィルター以外の部分はしっかりと汚れますので、エアコン効率の低下やカビの発生を防止するためにも、定期的に掃除を行うようにしましょう。
まとめ
今回は、「エアコンのフィルター掃除の方法・頻度と電気代の節約効果」についてご紹介しました。
エアコンのフィルター掃除を行うだけでも、冷房の効率アップ・電気代の節約に効果を発揮してくれます。少しの手間を惜しまずに、定期的に清掃するよう心がけていきましょう。