どうしようもなく暑くて眠れない時、あなたはどうしていますか?
とりあえずエアコンのスイッチを入れるでしょうか?
実は、寝る前にじっくりとお風呂に入ることで、早く寝ることができるようになる方法があります。今回は、暑くて眠れない時に早く寝るための入浴方法についてまとめます。
暑くて眠れない時に早く寝るための入浴方法 | 寝る前のお風呂の効果
睡眠と体温の関係
人の体温は、睡眠に入ると体をしっかりと休ませるため、自然と下がっていきます。
赤ちゃんが眠り始めた時に手足が熱くなるのは、手や足から熱を体外に出して、深部体温を下げているからです。こうして、身体を眠る体制に持っていくことが、よりよい睡眠に必要なのです。
深部体温を下げるために体を温める
スムーズな入眠には深部体温を下げる必要がありますが、そのためには、入浴で一度体を温めることが効果的です。「体温を下げるために温める」というのは、一見矛盾しているように感じてしまいますね。
しかし、湯冷めという言葉があるように、実際にはお風呂に入った後は体温が下がっていきやすくなります。一度体温を上げることによってスムーズに放熱が行われ、深部体温が下がり、早く寝ることができるようになるのです。
入浴時のポイント
暑くて眠れない時に早く寝るための入浴方法のポイントをご紹介します。
お風呂の温度
身体の中を温めるためには、シャワーではなく湯船にじっくりと浸かることが大切です。温度は38~40℃程度のぬるめのお湯で、半身浴などで時間をかけて温まりましょう。
逆にNGなのは熱いお湯につかることです。その方がスッキリするからと熱めのお風呂を好む人もいますが、急激に温度が上がると自律神経を刺激して興奮状態となってしまうので、目が冴えてしまいます。
お風呂に入るタイミング
暑くて眠れない時に早く寝るためには、ベッドに入る1~2時間前に入浴をするのが最適です。
これは、お風呂で温まった身体が放熱を始め、徐々に深部体温が下がり始めるまでに時間がかかるためです。寝る直前にお風呂に入ってしまうと、ベッドの中で身体がほてってしまい、逆効果になるので注意が必要です。
入浴時間
身体をじっくりと温めるため、お風呂に入る時間は15分~30分程度を目安にしましょう。ぬるめのお湯にゆっくり時間をかけて浸かることで、手足も芯まで温まってきます。
また、自律神経を整える効果もあるので、入浴中はゆったりとリラックスしながら入ることが大切です。脚をマッサージしたり、アロマを入れたり、夏らしくゆずを浮かべてゆず湯を楽しむのも良いですね。
まとめ
今回は、「暑くて眠れない時に早く寝るための入浴方法」についてご紹介しました。
寝る前にお風呂に入ることで、深部体温を下げやすくなり、スムーズに眠りにつくことができるようになります。
- 38~40度のぬるめのお湯にする
- 湯船にじっくり15分~30分つかる
- お風呂は就寝前1~2時間前にすませる
手軽に実践できることなので、上記のポイントを抑えてぜひ試してみて下さい。